と考えたのが動物とのコミュニケーションを学ぶきっかけです。多くの飼い主様と接していく中で、育て方に悩んだり、犬猫ときもちが行違ってしまう場面を目にしてきました。
どんな生き物でも大好きな中、実は......ワンちゃんだけが大の苦手でした。笑
理由は小さい頃思いっきり咬まれたことがあった為。 ワンちゃんとの触れ合いを積極的にしてこないまま、動物看護師を志し、高校生の頃から動物病院でアルバイトを始めます。そこで、
などのワンちゃんの姿を目にします。ワンちゃんと暮らしたことがなかった私にはその姿は辛くてかわいそうで悲痛なものに見え、人間側の動物を想っての行為が全く通じていないことはとても悲しいことに思えました。
ワンちゃんに『治療の為だからおとなしくして』と伝えるのは難しかったとしても、最低限のしつけが出来れば治療を我慢することやストレスを軽減することは出来るのではないかと考えてしつけに興味を持ちました。
しつけを学ぶ中で、最初は目も合わせてくれない、歩いてもくれない子達との信頼関係がすすみ、期待に満ち満ちた目を向けてくれることに感動を覚えました。
しつけの大切さを感じ、ドッグトレーナーとしての顔を持っていますが、現在は
しつけは仲良く生活するうえでのコミュニケーションのひとつ
と考えています。
レッスンをしていく中で、飼い主様に必ずいう言葉があります。
ワンちゃんって本当に素直なんですよ
という言葉です。
過酷な経験をしてきた保護犬でも、頑固なシニア犬でも、愛情いっぱいで育って少し甘ったれな子犬ちゃんも、彼らの素直さにはいつも感動と感謝をしています。
苦手だった犬が好きになれたのも、ワンちゃんにもっと幸せになってほしいという想いも、すべてはワンちゃんの健気な可愛さからきているのかな、と思います。
物心がついた頃から動物好きでしたが猫ちゃんは別格に大好きでした。
家で飼うことはできない環境でしたが、おこづかいは飼ってもいないねこちゃんへ捧げるべく、キャットフードに代えていつもランドセルの中に入れていました。
小学生の頃は毎日お世話に通っていたのらねこの親子に避妊去勢手術を行い、おなかをすかせた子や、凍えている子、捨てられているねこがいないか勝手に町中をパトロールをするという少し変わった子供でした。笑
これまでお世話をしてきたねこちゃんには、
・血気盛んで気に入らないと飛びかかって来る子・家族の中で好き嫌いがある子・病気がちな子・とにかくしゃべる子
など様々な子がいました。
私生活では愛猫『はち丸』に加え新入りねこの『ちまき』をお迎えしました。
仲良くなってくれるか心配する私をよそに、ねこ同士はすぐに打ち解けて、現在は、はち丸の趣味はちまきの毛づくろいになり、飼い主は介入する隙が無いほど楽しそうにおいかけっこをするなど良好な関係が築けています。
ねこちゃんはワンちゃんに比べ、表情筋が少なく、表情が読み解きづらいと言われています。
でも、表情以外にも耳や尾など身体全体、鳴き声、しぐさ、雰囲気などからねこちゃんにきもちはわかります。
現在ねこちゃんと暮らす方が増え、
"今の飼い方で良いのか""うちの子は幸せなのか""なにを考えているのか"
それをどこに相談していいかわからない飼い主様がいるのではないかと考え、ねこちゃんのきもちを代弁しながらもっと通じ合った生活のお手伝いをしたいと思っています。